ポッピンQを見てきました(ネタバレなし)
"ほんの少し素直になる、それだけで世界は変わる"
このキャッチフレーズがすっと入ってくる、爽やかな映画でした。
ほんの少しの素直さ、というのはほんの少しの勇気。
個人的に上手いなと思ったのは、ポッピン族の存在。
人間の同位体である彼らは、気持ちだったり考えていることだったりがわかる。
彼らを媒介して相手のことを理解し、自分の気持ちと向かい合い、自分の壁を打ち破る。
オリジナル作品、しかも映画という時間の制約がかなり限られている中、彼らの存在により素直にそこを受け入れることができたな、と。
1回目は、伊純と沙紀の対比が印象的なのとポコンの真っ直ぐな言葉がとてもまぶしくて、2回目見たときは美晴や伊純の家族の存在というのにぐっときた。
この映画をいいなと思えるのは、きっと彼女らがとても羨ましいというのがあるんだと思う。
小さな頃から大人と触れ合うことが多かったからか、どこか斜に構えて自分の弱いところを隠して見繕って、一歩踏み出す勇気がなくて面倒くさいという言葉で逃げて。
自分の一番痛いところを突かれたような気がして。
きっと数年前とかだと素直にこの映画は見れなかったんだろうな。
意外と、ミドルティーンというよりは、ほんの少しの勇気がいつも持てずに後悔してきた人に、いい意味でも悪い意味でもぐさっと刺さるのでしょうな。
しかし、私も同位体が欲しくなったなぁ、ダレン君超かわいい、たまらん。
最後に、この映画を見るにあたり、いくつか注意があります。
・パンフレットは見たあとに見ましょう
・監督やプロデューサー等の雑誌インタビューも意外と注意が必要
一番はこれな。
【エンドロール後に注意!】全国の映画館で「 #ポッピンQ 」をご覧になるお客様へ、どうしても伝えたいことがございます。それは「エンドロールが終わっても絶対に席を立たないでください」ということ…詳しくはこちらから!→ https://t.co/mYJAvFuWrl
— 【公式】ポッピンQ@映画公開中 (@POPIN_Q_staff) 2016年12月23日
では!