ウテミュで見て語りたくなったので、田上真里奈さんのお勧め出演作品を語るぜ!

タイトルに思いの丈を詰め込んでいくスタイル、長いわ。
ということで、ウテミュの梢ちゃんのお芝居が好きすぎて語りたくなったのでおすすめ作品をつらつら書いていく。
なお、個人の感性でしかない

お芝居方面でのおすすめ作品

変わり咲きジュリアン

田上真里奈ファンが全力でおすすめする作品。
主人公・誠一の記憶に残る夏の思い出、ストリップ小屋で生きるジュリアンをクールに熱演。
誠一の記憶の中のジュリアンはゆらゆらと幻のようで神秘的で美しく、そこからのジュリアンの独白は彼女の人間性や人生そのものに、何より彼女の激しさに圧倒されて、息をするのを忘れてしまうくらい。
このあとに語る艶漢で出会った、この作品では脚本・演出の堀越涼さんが、田上さんを女優としての完成度を「お芝居ができて歌えてダンスが踊れてルックスが良くて性格が良い」と非常に評価していて、でもそこから逸脱した姿がみたい、という思いから描かれた役、そこに応える田上さんの格好良さ。
田上さんだけでなく、脚本演出も、役者も、音楽も、舞台セットも、その舞台に漂うにおいも、この作品を構成するすべてが大好きで、特にラストシーンが素晴らしく、私は夏が来るたびに、この作品を、そしてジュリアンの走り抜ける赤い残像を思い出す。

―なきんさんなや
―また来年、夏になったら迎えにいくけぇ

gekidan-himawari.ocnk.net

PERSONA3 THE WEIRD MASQUERADE

山岸風花役として出演。風花ちゃん、本当にふわふわかわいい。
この作品では特に、舞台上での動きの美しさ、優しい歌声が魅力的。
そしてプロジェクションマッピングとの親和性、ルキアの中にいるように本当に見えるし、その美しさ。
風花ちゃん的には、第4章「藍の誓約」での彼女の成長に涙するし、作品的には第3章「蒼鉛の結晶」がおすすめ。
なんだろ、この作品については、田上さん単品で語るというよりは、P3WMカンパニーの絆ってのがどうしても先に出てくるのでうまく言葉にできない。
この作品も音楽がとても良くって、先日、ファンから多大なリクエストのあったP3WM CDが発売されました、どの曲も物語があり本当に良い…
S.E.E.S.だけでく、悪役であるストレガの物語も素晴らしく、この作品の良さ CLIE TOWNで購入すると、蔵出しメイキングDVDがついてくるので、ぜひとも(唐突な宣伝)

www.clie.asia

なお、各章のDVDの特典映像もボリューム満点ですので、どれかお手にとってみるのもまた吉。

ジョー&マリプロジェクト「飛龍小学校☆パワード」

五十嵐マリ、小学2年生を熱演!
作演出の西田シャトナーさんが以前主宰をつとめていた、劇団ピスタチオ時代の作品の再演。
マリちゃんがとにかく小生意気でとてもかわいい、恋に目覚めた小学校2年生、健気で、本当かわいい。
きっとこの役、バランスが難しい。生意気すぎると彼女の健気さが立たないし、健気すぎると恋に目覚めた甘酸っぱさが成り立たないし、バランス感覚すばらしい。
この作品で、シャトナーさんや劇団時代の公演をご覧になられた方が、当時マリを演じていた、今はなき平和堂ミラノさんが時を超えたと感じられていて、今は亡き人の魂を現世に感じさせる彼女のお芝居、DVDでしか見れなかったのが悔やまれるくらい本当素敵。

個人的に、最後のマリのモノローグは彼女のお芝居で5本の指に入るくらい好きです。 飛龍小学校のDVDはこちらからお求め可能、演劇三昧の店舗でも買えるよ。

演劇・映像 企画 制作事務所 アイビス・プラネット

少年社中 アマテラス

役どころはタイトルロールの「アマテラス」
彼女が得意とするきらっきらと甘酸っぱさをまとったヒロイン・アマテラスからの、ジェノサイドモードへ切り替わったあとの感情のない、無機質なアマテラス。
とにかく、可愛かったり、コメディだったりと、前半のアマちゃんめっちゃかわいい…となったあとのジェノサイドモードでの豹変っぷりに劇場で観て「!?」となったのですが、彼女の凄さは、ジェノサイドモードからタケルを愛しているアマちゃんを徐々に取り戻す、そのお芝居。
殺せと命じる身体と、感情を取り戻していく表情、その全然違う要素を違和感なく両立させているのは彼女ならでは。
演出の毛利さんも、アマテラスのような役をずっとやってみたかったけどできなかった、今回田上さんが出るということでやったという演出家からの信頼に応える田上さんかっけーっす。

少年社中/天照 アマテラス - 紀伊國屋書店ウェブストア

浪漫活劇譚 艶漢 シリーズ

natalie.mu

田上さん演じるは六口。あまりに天才が故に、男と結ばれることを周りが許さず、そして彼女自身も彼女の野望を叶えるために、男とは結ばれず、長い時間を生きている、ちょっとした生き神様的な役回り。
美しさと気高さとを兼ね備え、容赦の無さが印象的な、強さのある役。このお芝居における田上さんといえば、六口様だけでなく、他の役も演じることで、同一人物であることの驚き。気高き美しさの六口、ときにコメディときにゲスい編集者な六口様が化けるトニメ、稼げない旦那への不満故に旦那殺しを企む彦乃、抑圧された人間の闇が爆発する菖蒲子など、一筋縄ではいかない役どころばかり。
艶漢でのおすすめポイントはなんといっても、役によって違う表情、目線、舞台上での所作の美しさ。六口様の美しさと気高さにはひれ伏したくなる…

tv.rakuten.co.jp

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歌謡倶楽部 艶漢 第二夜

彼女が出演する、ってところにポイントを置けば、第二夜が断然おすすめ。
万人に勧められるかというと、艶漢がどういう性質の作品かというのを理解しないともしかしたら合わない!って人も出てくる気がするので難しいのですが。
浪漫活劇譚から引き続き六口としての出演。とにかく歌とダンス!そしてお悩み相談!
個人的に地味にすごいと感じるのはカーテンコールのステッキを持ってのダンス、めっちゃ動きがきれいなので是非注目を。 考えるな、感じろ、「金、金、金、ふっふー」

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現場からは以上でーす。