止まれない12人 「真」にありがとうございました!

ひとまず家に帰ってきましたので、勢いで感想を。
止まらない12人、本当に終始笑いどころが満載で、暴走特急にまるで見ている私達も乗っているかのような感覚で、本当に本当に愉しいお芝居でした!!
今回、特に役者さんが素敵だと思ったのでそれをざっと書いていこうかと。


運転手役、毛利さん。
なんで肌が黒いんやろ?とビジュアルが出たときに思ったのですが、そういうことだったのかぁ!!なお方、死なないでよかった。
ほとんどのお客さんからは死角になるようなところで運転をされていましたが、声はのっていなくとも、どんぐりくんとの微笑ましさがかわいかった。
毎回のアドリブお疲れ様でしたw

坂本役、濱仲さん。
これから死にゆく子どもたちを殺す、という坂本の持つ葛藤のようなものを爆発させる瞬間、すべてを感情任せではなくどこか冷静でないといけないといった何とも言えないあの坂本の演技がとても素晴らしく、数少ないシリアスな空間を見事に作り上げていました。
キミの読む物語のDVDで濱仲さんの演技を見た時、すごく真っ直ぐでキムラさんが役者として推したい理由わかるわぁと感じていたのですが、今回それが実直に表現されていたなぁ。

堀川ねーさん役の安孫子さん。
役付きが初めてだったのらしいのですが、そんなことは感じさせない、堂々とした釜っぷり!!
渡辺ちゃんのメイクをなおすところとか色気を感じて、若干気怠気、でも最後にはオットコマエな素敵なゆうすけくんでした、ゆうすけくんが事あるごとに渡辺ちゃんをかばうのキュンキュンやで。

船長役、樋口さん。
みんなのキャプテン、みんなのル○ィ、ゲフンゲフン。
精神がアレな人の役どころだったのですが、ときにル○ィらしく?そして、特にスポットライト当たっていないところの「無」の顔から、一気に表情がル○ィになりきる瞬間の狂気が一番すごくて、笑える役どころなのに一番ゾッとしました。
しかしこの役は演じてて楽しそうだったなw

どんぐり役、堀田さん。
堀田さんから放たれるキラッキラが、まさにどんぐりくんのまっすぐキラキラさにぴったりハマっていて、表情がコロコロ変わっていちいちキラキラして、もうくたびれた私には眩しすぎるくらいでした。
しかもあんな嘘くさいキャンディポップな配色の衣装があそこまで似合うって…恐るべし!!
コックピットでの細かな演技もとても素敵で、これからがとても楽しみ。
「雷神号のコックピット❤」最高でしたw

近藤役、村田さん。
私も先程知ったのですが、昨年デビューだったのですね、なのにこの演技力、マジですか…。
人類の希望を雷神号にのせたつもりが、自分たちに絶望をもたらすという、デスブリンガーの件の、一気に絶望して狂う部分の演技がすごかった。
顔立ちがきれいだし上品な雰囲気があって、しかもこの演技力、年末の艶漢ものすごい楽しみです!

来巳役の髙崎さん。
すっとして凛とした感じは、まさに鉄道警察にぴったり…かと思ったらめっちゃヘタレw
髙崎さんスタイルがいいから、そこのところのギャップが更にコミカルさを加速させてて、正直好きです(え
何気にこの舞台のドタバタのきっかけはほぼこの方なのですよねぇ。。。

北川役、瀬戸さん。
序盤から嘘くさいなぁとは思っていたのだけど、渡辺ちゃんの告白のところで慌てた様子になってからの、テロリストでした、じゃじゃーんな目の変わりようね。

大曽根役、木村敦さん。
舞台の笑い担当の人w
あんなスタイル良くて、あんなきれいな顔だちしてて、だけど行動が完全にルー大柴でw
アハーンやらスパゲッティやら、迷言盛りだくさん、腹抱えて笑いましたw
逆に真面目な役をやってるところ見たくなったわ。
そして本日9/3、お誕生日おめでとうございました!!

渡辺役、田上真里奈さん、タノウェイ!!
紛れもなく田舎者でした、タノウェイの安定力は異常。
ダサいし、もさいし、ネガティブなあゆみちゃん。
だけど、堀川によって開花したその美しさはまるで蝶のよう。
蛹がまさに蝶となる様を表現したかったから、今回タノウェイがキャスティングされたのだろうと強く感じました。
田上真里奈さんが持つ、素朴さと美しさを両極端に振り切ってくれて本当にありがとうございます、初見では思わず見とれた。。。
あと、紅一点キャストにどシモネタを3つばかり仕込んでいて、なにしとんじゃー!…もっとやれとなりました、ぶっちゃけこれも紅一点にした理由の一つでしょw
ゆうすけくんとあゆみちゃんが幸せになればいいと思うよ。

安芸役、柏木佑介さん。
朝倉をぞんざいにしながらも舞台を回す回す。
超個性的メンバーの中で、多分ほぼ唯一と言ってもいいくらい普通な感覚の人なのかも。
だけど、表情がくるくる変わって人の心に入り込むその様は、まさしく芸能レポーター

野間役の北代さん。
一言、めっちゃ最高でした!!
登場するときのアドリブは何をしてくれるんだろうというワクワク感が毎回あって、そして必ず爆笑して。
表情筋がとにかくすごくって、人格が表情一つでこれだけ変わるもんかと、その存在感、その表現力は圧巻でした。

朝倉役、spiさん。
語彙力がなくて申し訳ないですが、端的に言って最高にかわいいかよ!
あまりにも演技がナチュラルすぎて、朝倉なのかspiさんなのかなんだか途中でよくわからなくなってきて、野間さんのアドリブとかを顔を覆って笑いをこらえる(結果いつもこらえきれてないw)ところとか、もはや本人なのかどうなのかと毎回思いながらも、そんなことどうでもええねんとなりながらお芝居を見てましたw
こんなに自然体で、息をするように当然のごとく朝倉を演じていて、ここまで自然体なお芝居する人に出会ったことがなく、それがすごく印象的。
そのナチュラルさが座組の雰囲気にも出てて、本当に素敵な座長さんでした。



多分、近いうちに舞台の感想やトークショーの感想など色々とと書くと思いますが、まずは今のところはこれにて。
素敵なお芝居でした、携わった皆様、「真」にありがとうございました!!