170805 #デジステ 舞台デジモンアドベンチャーtri.(ネタバレ無し)
8/5 初日観劇して参りました。
すごく面白かった!!
きっとこの作品、原作の特性的に最初から敬遠されるのかなと思ってはいるのですが、とはいえいろんな人に観てもらいたいなという思いで、ここが良かった!というのをネタバレ極力なしでツラツラと書いてみようかと。
舞台デジモンアドベンチャーtri.ここが良かった
- デジモンたちが生きている、かわいい!!デジモンのパペット(?)を操者さんが動かして演技をするのですが、デジモンの目線や顔の角度やときには操者さんたちの表現で、人形なのに血の通ったデジモンたちがそこにいました。また、声はアニメ版と同じ声優陣がつとめるため、本物のデジモン感がすごい。
- デジタルワールドと2次元と3次元(マンパワー)の融合。この3つを融合し3次元の空間において、デジモンアドベンチャーの世界観を作り出している。プロジェクションマッピングすごかった、綺麗だし、不気味だし、熱かった。
- とても良い青春群像劇。選ばれし子供達の年齢を積み重ねることでの変化よる悩み、葛藤。それでもいいじゃないかと言ってくれる存在。この作品で描かれているテーマというのは、大人と呼ばれる人たちにも同様な悩みを抱えることが多いのではないかなと考えていまして、「それもまたいい」と言ってくれる仲間っていいなぁと。*1 谷さんの本、素敵だなぁと感じずにはいられませんでした。
- 役者陣の好演。主人公二人の対極感と根底は似たもの同士という意味で松本岳さんと橋本祥平さんはとても良い組み合わせだなと。個人的には、城戸丈役の小松準弥さんと太刀川ミミ役の田上真里奈さんのコメディアン&コメディエンヌっぷり、泉光子郎役の上村海成さんの好演が特に印象的でした。なんとなく、この三人で起承転の部分は担っている印象でしたねー、この3人よかったですわ。あとは何と言ってもエテモン役のオレノグラフィティさんが最高すぎるぞ、周り爆笑してましたw
- 後半の展開がもはや映画を見ているかのようだった。演出についてはネタバレになるので避けますが、デジモンアドベンチャー的演出を舞台でやる最適解がそこにはありました。
- デジモンで元からある音楽の素晴らしさも去ることながら、オレノグラフィティさんの音楽がとても良かった。
この舞台を観に行くのであれば、もしかしたら各キャラクターの特性をちらっと調べる程度でいいので知っているとより楽しめると思います。
是非、デジステを観てほしいなぁ。
最後に、脚本・演出の谷さんが以前つぶやかれていたツイートで〆、舞台デジモンを目の当たりにできて本当良かった。
本日もデジモン稽古終了。またしても友松語録が炸裂し、ひとみ座70年の歴史が炸裂しておった。今日は俳優の稽古ではなく人形遣いの稽古に終始。その後、東映さんと改めて本の直しを打ち合わせ、さらに映像チームと打ち合わせ。驚くほどやることが多いが、全部やって、二次元と三次元を繋げたい。
— 谷賢一 (@playnote) 2017年7月15日
僕は演劇か好きだ。明日からも、きっとこれからも。ずっとそれをやっていく。この『素晴らしさ』は本当にいい演劇を観たことのある人にしかわからない。俺はそれを知っている。誇りに思う。
— 谷賢一 (@playnote) 2017年8月4日