PERSONA3 the Weird Masquerade~藍の誓約 #P3WM

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4/14にプレビュー公演(女性主人公回)を、4/16にはニコ生(男性主人公回)を見ておりまして、その感想でも。 このブログが上がるときには私は第4章の千秋楽を観劇中です。

私は1章~3章はDVDで観ておりまして、どうしても生で観たいと思い今回観劇するに至ったわけですが、本当素敵な舞台でした。
第4章の核は風花と夏紀の友情、そして順平チドリの愛の物語。
順平チドリはとにかくはねゆりさんのヒロイン力、そして元気くんの嘘のない演技が素晴らしいと思いました。

と元気くんは反省点として挙げているらしいのですが、嘘がない心からの演技なのでセリフが言えなくなっていたとしても、絶対に伝わる。
なんだか、2月にあった少年社中「アマテラス」で主役を努めていた竹内尚文さんが、ツイキャスで最後の場面の演技について「色々試行錯誤したのだけど、言葉はマイクが拾ってくれることを信じてその時の素直な気持ちで芝居をしようと思った。」という旨のことをおっしゃっていたのを思い出しました。

はねゆりさんはずるいなー。
あの歌声ずるい、じゅんぺーの中で生きるちどりんずるい、泣くしかないじゃないか。




風花の物語は正直なところ想定以上にしっかりやってくれたといいますか、なぜ風花がいじめの加害者であった夏紀ちゃんのことが大好きなのか、それがとてもよく伝わってきた。
夏紀ちゃん役の鳥越さんの演技がすごく良くって、田上さんの演じる風花と見た目といい性格といい本当にいい対照的な関係。
歌がこれまた素晴らしくって、個人的にP3舞台の中で3本の指に入るくらい好きかもしれない。
優しく目隠しは風花のルキアのことを指し示してもいるし、「見る」のではなく「感じ取る」力でS.E.E.S.を支えているというのとかけているんだろうなぁと、これまでの章で本人のペルソナにこんなガッツリかけているオリジナル曲ってあったっけな…。

風花の物語は何がいいって、演じている田上さんも言っているけど他のメンバーみたく衝撃的な出来事や困難を乗り越えてって感じではなく、あくまで風花の等身大の物語。
失敗を恐れ、親友と喧嘩し、本当の仲間とはどういうものかを知り、親友との仲直り、そして別れ。
その中で第1章にて主人公に問われていた「風花がどうしたいか」の答えに辿り着く。




私のつたない文章では伝わらないと思うので、この記事も併せて読めばいいと思うよ。

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愛の物語を、小さくとも大きな一歩を踏み出した成長物語を、また目の当たりにできる幸せを私はきっと噛み締めているに違いない。