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MOはアマテラスを語りたい(大いにネタバレ) #アマテラス #少年社中

少年社中「アマテラス」を語る更新です。

大いにネタバレしております。

 

先日の更新から重ねてではございますが、イントロダクションは以下にて。

www.shachu.com

 AIに管理された優しい世界で生きるタケルは、夢を見た。

タケルに助けを求める彼女の名はアマテラス、彼はアマテラスに恋をした。

夢の中でしか会えない彼女を助けたいーーーーー

 

アマテラスはツクヨミに神の力を奪われ囚われの身。

夢で見た助けに来てくれる彼は、タケル。

タケル、私を助けてーーーーー

 

タケルは、アマテラスを助けるために、うさぎ、たぬき、すずめ、亀と共に神の国へ向かう。

 

という感じで物語が始まっていくのですが、最初の神々の舞の美しさとパワーから物語に引き込まれ、時にコントで笑い、時に可愛く、時に美しく、そして切なく。

ジェットコースターのようだけど、切ない部分はしっかりと描ききっていて、とてもエンタメ性にあふれるお芝居でした。

 

まずは主役の二人に触れねばならないでしょう。

 

竹本尚文さん、とても素敵なヤマトタケルでした。

コミカルさを消さず、シリアスさを両立させていてすばらしかった。

まさしくレッド、まさしく主人公、私個人的には、どこかダイの大冒険のポップを思い出しました、とてもいとおしくとても格好よかったです。

 

田上真里奈さん、とても複雑な役柄をよく演じきったなぁと思います。

一見、アマテラスは天真爛漫、可愛さが先立つ役柄なんですよ。

だけども彼女自身はAIであり、人を愛し、人を優しく育み、そして破滅させる存在。

後半、タケルのことが好きでたまらないのに、ジェノサイドモードを起動されてしまい、破滅のプログラムに従いタケルを殺すしかない、そんな矛盾した部分の演じ方が素晴らしかった。

彼女がブログで、「複雑な役」「毎回繊細に紡がないと崩れてしまいそうな危うい芝居」と評しているのはきっとアマテラスのこういった部分で、彼女のバランス感覚と繊細な演じ分けにより矛盾が成立したと感じました。

■参照

アマテラス開幕|田上真里奈オフィシャルブログ「にんまりなないろ日記」Powered by Ameba

 

そして個人的には、イザナギイザナミ

 

博士、もとい、イザナギを演じていたのは川本裕之さん。

タケルの育ての親っぷりのコミカルな演技から一点、後半の、愛する人を永遠に失い、永遠の命を生きることとなった絶望。

イザナミを見捨てた後悔、イザナミへの愛、うわぁこんなに感情の波が押し寄せてくるのか、と。

実はアマテラスを観劇する前に、少年社中さんってどんなお芝居するのかなと思って、ヒーローズを入手して見ていたのですが、地味にヒーローズでも近い役柄を演じられていまして、つかみどころがないと思ったら最後に大きな感情をもって飲み込むようなお芝居をされる、静けさの中に非常に大きなパワーを秘めた役者さんなのだなぁと感じました。

 

イザナミを演じたのは加藤良子さん。

イザナミは終始、展開していくストーリーに寄り添うのだけどただそこにいて誰に聞かれることのない言葉を紡いでいく存在。

彼女もまたたった一人でそこに在る、が、彼女はイザナギをずっと見ていた。

イザナギが永遠の生から解放されたところで、イザナギとあの日の愛の言葉を交わす。

加藤さんの佇まいやセリフに、イザナギの無常さが、最後のイザナギとの愛のやり取りでは恋する乙女感が出ていてこの振り幅はずるいよと思いつつ、底の部分はうるうるしながら見ていました。

 

ところで、タケルとアマテラスというのは、イザナギイザナミそのものなのだろうとおもうのですよ。

AIアマテラスの行動原理はイザナミをベースに作られているし、アマテラスの愛し育み破壊するをタケルがアマテラスを止めるまでは抜け出せない。

そして抜け出せたとしても、イザナギに永遠の生があるかぎり、またいつか繰り返される。

タケルはイザナギ自身をデータ化して生み出された人間といっていたようにイザナギ自身だし、アマテラスを矛盾から解放するのはタケル、イザナギに救いを与えるのはイザナミ、といった具合。

 

あと個人的に、注目してほしいポイントとしまして。

物語の中でゼウスは「全能だけど命令されて動いている」という自身のキャラクター設定と実際の行動の矛盾からプログラムエラーを起こすというのがあるじゃないですか。

アテナはコント組4人衆に「人間も愚かだけど、神だけど愚かだ、だから人間が好き」と言われ、欲に走った愚かな人間がモデルになっているアテナは愚かさを肯定されエラーを起こす。

そしてアマテラスはジェノサイドモードで破滅するという命令に従いタケルを殺そうとするが、物語前半の文通のやり取りを、タケルとの戦いの最中再度取り交わし、タケルへの愛を取り戻す。

やり取りの中で、アマテラスの声色、表情がどんどん元のアマテラスに戻っていくのですが、プログラムには逆らえず一度はタケルを斬りつけてしまう。

再度立ち上がったタケルが「絶対に助けに行くから。何があっても絶対に。だから待ってて。」と呼びかけると、ジェノサイドモードであったアマテラスはエラーを起こして動けなくなる、そこでタケルが決着をつける。

ここの徐々に変化していく田上さんの演技、是非注目して見てください。

 

と、まずは真っ先にここ書きたい!!というのをだだだっと書きました。

勢いで書いているので、後日見直すかもしれないです。

そして、アマテラスについて他のキャストさんとかについても語りたいことがあるので、近日中に続きがあがります(ノ∀`)